精道アパートは人が安心して生活できる「繭」のような家をめざして建設された建物です。「壊れない」「燃えない」「犯罪に見舞われない」安心の「繭」となるために, 生活ルールの第一順位は, 住人の安全・安心と快適性の確保となています。したがってこれを脅かす事態については断固これを排除する決意です。
建物全体として, まず安心・安全を確保した上で, 入居者相互が快適に暮らしていくために以下のようなルールを設定しています。
1.危険物の持ち込みの禁止
火薬やそれに準ずる爆発物, 揮発性の高いガソリンや灯油など, 他者への危険, 危害を及ぼす可能性のあるものの持ち込みを禁止します。ただし, 管理を的確に行うことを条件にオートバイなどのポーチへの持ち込みは可能ですが, 予備燃料, 置き燃料などの保存は禁止です。
2.大音量の音や振動の禁止
発生源のいかんを問わず他者を不快にする大きな音, 低周波, および振動の発生を禁止します。ポーチ, 廊下部分におけるオートバイのエンジン始動はもちろん禁止。大音量でのステレオ, 楽器演奏などは, あくまでも他者への配慮をした上での使用を前提とします。
3.臭いなどの発生の禁止
他者を不快にする悪臭・異臭はもちろん, 過度な臭いや煙をともなう臭いなどの発生を禁止します。
4.破壊行為の禁止
何事によらず, 精道アパート内の器物, 設備, 備品などの破壊, 損傷行為は禁止します。破壊, 損傷行為があった場合, 原状復帰のための費用を請求させていただきます。
精道アパートでは, 40組の住人が, 自己責任によって先のような基本的なルールと相互の権利を尊重することを前提に, 以下のような生活スタイルを可能としています。
オートバイ, 自転車などとの共同生活
バイクなど趣味の道具は, 各フロアの駐輪場に置けますが, 各部屋のポーチまで基本的に持ち込はOKです。ただし, ガソリンの扱いに注意すること, エンジンをかけないこと, 床や壁が傷付いたり汚れないよう, 養生することは当然の義務となります。
動物たちとの同居
犬, 猫などの動物との同居は, 可能です。ただし, は虫類, 猛禽類, 毒を有するものなどは断る場合があります。入居時あるいは動物などの購入前に事前申告と登録が必要です。登録されていないものに関しては, これを許可することはできません。
室内の改造
室内への大型家具, あるいは組立家具などの持ち込みは可能ですが, 壁面や床面の変形, 穴開け, 加工, 改造はお断りします。万一, 許可なく変形, 加工, 改造した場合は, 入居者負担にて原状復帰を行っていただきます。
仕事での使用
基本的には居住用ですが, セキュリティに関わる頻繁な人の出入り, 深夜や早朝の出入り, 騒音などで他の居住者に迷惑がかからない事務所, アトリエなどとしての使用は可能です。
精道アパートは, 40の居室すべて, 2つの居室が吹き抜け部分やそれぞれのポーチを挟んで向き合う形の設計となっています。プライバシーを守りながら, 各居室に光りや風が入って快適な個人生活が満喫できるように配慮していますが, ここでも重要なのは自己責任です。お互いがそれそれの生活スタイルを尊重しあいながら生活することが快適性の創造につながります。
●管理運営
精道アパートは, 西棟と東棟からなる建物で, 管理室は東棟の1階に設けています。ただし管理人は常駐ではありません。
●防災について
館内にはエレベーター1基と階段2カ所を設けています。
各戸に自動火災報知設備が設置されており, 万一, 火災が発生した場合, 感知器が発報します。さらに, 各戸のインターホンが音声にて入居者に自動的に通知すると同時に非常ベルが鳴ります。この時, 管理室には出火区域または出火部屋が表示されますが, 消防署などへの通報装置はついていないため, 各自による通報が必要です。
各階共用部に屋内消火栓, 地下駐車場に移動式粉末消火設備が設置されています。
災害発生時には, エレベーターの使用を避け, 階段にて避難してください。
●セキュリティについて
館内に不審者や関係者以外の侵入を未然に防止するため, 館内に入るエントランス, サブエントランスと地下駐車場の入口はオートロックとなっています。
エントランス, サブエントランス, 駐車場は非接触キーによって開閉できます。
館内への訪問者は, エントランス, サブエントランスからインターホンで来訪を告げ, 入居者の開錠によって入ることができます。
館内には必要と思われる各所に防犯カメラを設置しています。
西棟南側の外部へ通じるドアは, 内部からは鍵無しで開けられますが, 外部からは入ることはできません。
●設備点検について
電気, 給排水, 消防設備, エレベーターなどの各設備は, 入居者に事前に広報した上で定期的に点検を実施します。
●水道, 電気, TV, LAN
水道は, 水道水を館内地下の受水槽に貯留し, 加圧給水ポンプにて各部屋に供給します。
電気メーターは廊下に面した各住戸毎のメーターボックス内に設置されています。
各住戸の分電盤は, 便器上部の壁に設置しています。
各住戸内の照明器具のランプ交換をする際は, 器具に合った規定のものを使用してください。
各部屋内のコンセント1カ所で, 500ワットまでの電気容量の使用が可能です。
テレビは, ケーブルテレビから受信しており, テレビ端子を接続すれば地上波チャンネルを見ることができます。
ケーブルテレビのオプション有料チャンネルについては, 個別契約が必要です。申し込み等の連絡は下記のとおり。
 〒658-0044 神戸市東灘区御影塚町2-3-1
 株式会社ケーブルネット神戸芦屋/ 0120-13-8160
インターネットについては, ケーブルテレビとNTTのマンションタイプのインターネットサービスが個別契約にて利用可能です。
●荷物の搬出入について
深夜, 早朝における大きい荷物の搬出, 搬入は基本的に避けていただきます。
大型家具, 機械などの出し入れの際, エレベーターや階段部分の養生をし, 廊下の壁などに損傷を与えないように注意してください。また, 事前に管理人にお申し出ください。
●衛生・清掃について
館内を清潔に保つため, 共用部の清掃は随時実施します。
館内巡回点検時, 共用部に私物が置かれている場合, それらを撤去することがありますので, 物を置いたりしないでください。
浴室内の土間排水口は, 2週間に1回程度清掃を行ってください。
土間排水部に, 臭気防止のための注水(1リットル程度)が適時必要です。
●ゴミの出し方について
芦屋市の規定にも基づいてゴミ置場に出してください。
入居者には, 別途『芦屋市家庭ごみハンドブック』を配布しますので, 内容を確認の上, ルールを守ってください。
●館内への入り方・出方について
入居者/非接触キーにてエントランス, サブエントランス, 地下駐車場出入口などから出入りします
車両・バイク/地下駐車場の利用者や, バイク所有者にはシャッター用のリモコンを貸与します。
自転車/サブエントランスや地下駐車場出入口から非接触キーにて出入りします。
訪問者/エントランス, サブエントランスに備え付けの集合インターホンを操作(住戸番号, 呼出を押す)し, 入居者が各住居からモニターで確認した上で開錠ボタンで開錠し入館します。
●インターホンについて
エントランス, サブエントランスに設けられた集合インターホンから, 各住戸及び管理室と応答できます。
各住戸のインターホンは, カメラによる来訪者確認, 火災報知, 宅配ボックスの着荷通知, 管理室からの呼出(各部屋からの管理室への呼出は不可)などの複数機能付きです。
●地下駐車場への入り方・使い方
出入り口のシャッターは, 通常閉まっていますので, 出入庫時にはリモコンで開閉します。
シャッターには安全装置が付いていますが, リモコン操作は目視で安全確認した上で行ってください。
シャッター作動に伴って, 車の出入りを告げるパトライトが2カ所で点灯, 周囲に注意を促します。
シャッターは, 車両がシャッター下通過10秒後に自動的に閉まります。なお, リモコンで開けて60秒以内にシャッター下を通過しない場合, 自動降下するので注意が必要です。
車高が2.05メートル以下の車は地下に駐車できますが, それ以外は屋外(全部で5台分)となります。
駐車場内での事故, 盗難などは各入居者の自己責任が原則です。
各駐車場スペースには車両以外置かないでください。
●自転車およびバイクの持ち込みについて
入居者の所有する自転車およびバイクは, 館内駐輪場, ポーチ, あるいは駐車場に駐輪してください。
その場合, 自転車およびバイクの持ち込み料が必要となります。
持ち込み契約の後, 登録シールと必要であれば地下駐車場へ入るためのシャッター開閉用リモコン装置をお渡しします。その使用に関しては, 「地下駐車場への入り方・使い方」をご参照ください。
登録シールは, 各自転車およびバイクの見やすい場所に貼り付けてください。
自転車および原付バイク, 小型バイクはエレベーターを使用して各階駐輪場あるいは各住戸の専用ポーチにまで持ち込み可です。
前記以外の大型バイク, あるいは小型でも形状, 重量などによってはエレベーターの利用および上階の駐輪場, ポーチへの持ち込みをお断りする場合があり, それらについては, 地下駐車場の利用となります。
●駐輪場について
地下以外の各階エレベーター前に自転車, バイクを置く駐輪場を設けていますので, それ以外の場所には例外を除いて放置しないでください。
駐輪場内部に清掃用の流しを設置していますので, 破損に注意してください。
盗難防止にタイヤの当り止めを設けています。
●宅配ロッカーの使い方について
入居者が留守の場合, 荷物を一時的に預かる宅配ロッカーをエントランス横に設置しています。
荷物が届いている場合, 部屋のインターホンに表示ランプが点灯します。
取り出し方は, 宅配ボックスの「取出」ボタンを押す→部屋番号を入力→あらかじめ登録した暗証番号を入力→扉が開いて荷物が取り出せます。
24時間いつでも宅配荷物が受け取れます。
●エレベーターについて
20人乗りの大型エレベーターを設置し, その出入口の扉のサイズは, 高さ2.1×幅1.1メートルで, 箱内の寸法は, 高さ2.3×幅1.3×奥行き2.3メートルとなっています。
引越し荷物などを運搬する際は, 必ず養生をして損傷を与えないように配慮してください。
●ストレージ(物入れ)について
各住戸にストレージ付です。
ストレージ内の照明は, 人感センサースイッチにより自動点滅式です。
●木製サッシ
木製サッシは傷つきやすくデリケートな建具のため, 家具の搬出入時などには十分注意が必要です。
●浴室
従来のような間仕切り構造の浴室ではないため, 浴槽から湯をあふれさせないように注意しながら入浴してください。
入浴時は換気をし, 床を濡らした場合は必ず拭いて, 乾燥させてください。(換気扇は120分タイマースイッチ付き)
吐水口(蛇口)は十分固定していますが, 漏水事故を未然に防止するため, むやみに負荷をかけないでください。
シャワーはバスタブ内で使用し, 備え付けのシャワーカーテンを併用してください。
●大谷石
硬い物やとがった物が当ると傷つくため, 当てないように気をつけてください。また, 大谷石の表面や斑(フ…黒く焦げた木片)を削ったりしないでください。
表面が粗く, 粉末状の大谷石の粉や, 斑が多少床に落ちることがあります。
●ポーチ及びバルコニー, 浴室のフローリング
インドネシア産の「パウ・キジャン」という材料が用いられており, 一部を除いて取り外しが可能な貼り方となっています。
浴室内は, 備え付けの工具を使って取り外せますが, 指詰などに注意してください。
デッキ材を汚さないように, 傷めないように使ってください。
●トイレ
分電盤の操作の際, 便座を踏台にしないでください。
●電気温水器について
追炊き機能付きの住戸については, 1カ月に1回程度の割合で, 追炊き配管部の洗浄をしてください。
1カ月以上電気温水器を使用しない場合, 取扱説明書に従って水抜きなどの処理が必要となります。
電気温水器本体の焼き付き防止のため, 電源を入れる前に本体の入水が必要です。
電源は, 各住戸の分電盤(便器上部)ブレーカーと電気温水器本体にスイッチがあり, 両方共ONにする必要があります。
●冷暖房機器について
エアコンは, 各部屋に設置されています。
入居時に手渡す, 取り扱いマニュアルをよく読んで使用してください。
フィルター掃除については, 各自その使用頻度応じて定期的に行ってください。
●ムービングロッカーについて
各住戸に1〜2台のムービングロッカーが配置されています。収納, または部屋の間仕切りなどに利用できます。
ムービングロッカーに過剰な負荷をかけないよう注意してください。
●洗濯機置きスペースについて
防水処置を施した洗濯機パンを設置していますが, 臭気防止用のキャップを取り付けているため, 洗濯機を設置する際は事前に管理人にお知らせください。
洗濯機の大きさは, 幅65×高さ140×奥行き65センチ各以内の機種が設置可能です。
洗濯機を置かない方は, 収納スペースとしての利用も可能です。
●冷蔵庫・電子レンジスペースについて
各住戸のタイプによって2種類の冷蔵庫・電子レンジスペースがあります。
各メーカーが推奨する放熱スペースは安全上確保してください。
●屋上の使用について
東棟, 西棟の屋上の使用は, 基本的に不可です。
●その他
景観上, ポーチ, バルコニーの手摺に布団などを干すことは禁じています。
共用廊下, ポーチ, バルコニーなどの足元に若干の, 隙間があるため, 小さな子供には十分注意してください。
大波ガラスの小口は危険なため, 十分注意してください。
備え付けの鴨居以外の場所に, 画鋲や釘止めなどをしないでください。
キッチンや浴室内の衛生器具のトラップなどは, むやみに触らないでください。
各住戸のメーターボックスを廊下に面して設置していますが, この中に私物を置かないでください。